疲れる気づかいを変える方法
こんにちは。うがです。
突然ですが、HSP気質を持った皆さん、普段気使いますか?
私はめっちゃ気使います。
特に目上の人、苦手な人達に対してです。
気を使ってるわりに冷たくされたりします。
「誰と会っても疲れない気づかいのコツ」水島広子著
を読んで自分はどうしてこんなに気を使って疲れているのかよくわかりました。
疲れる気づかいは「相手」ではなく「自分がどう思われているか」を気にしている
高校生の時、ある友達(Tちゃんとします)に学校に一緒に行こうと誘われました。
私はTちゃんがあまり好きな友達じゃなかったし、一人でゆっくり登校したかったんです。
でも同じグループだったから気まずいなーと思って承諾しました。
沈黙が嫌だったので、気を使っていろいろ話しかけたりしていました。
つまんないと思われたくなかったんでしょうね・・・。
Tちゃんはもともと私に対してなんか下に見ているという感じがしてました。
そのときも私が一生懸命話しかけている横でそっけない態度です。
そして学校が近づいてきて、他の生徒もちらほら歩いているようになりました。
Tちゃんは別の友達(私は友達じゃないTちゃんの部活関係の友達です)を見つけ、何も言わずにその友達にところへ行ってしまいました・・・・。
Tちゃんは一人で行くのが嫌だったので、利用されただけです。
もう二度と誘うな
と言ってやりたかった。
言えなかった。
自分のことを責めていました。
Tちゃんにこういう扱いを受けることは割とありました。
私は短大に行って普通の友達ができてメンタルも安定してきたころ、
Tちゃんから連絡がありました。
「大学合格したよ」みたいな内容の。(Tちゃんは大学を浪人しています)
すぐTちゃんのアドレスを迷惑メールに登録しました。
もう連絡をとることはないし、会うこともないだろうし。
ちょっとスッキリ。
やってやったぞという気分です。
Tちゃんは確かにちょっと嫌な奴だった。
だけど、私も誘われた立場なのになんであんなに気を使って話しかけたのかなぁと思うのです。
本の中では、
「疲れる気づかい」をするときには、「嫌われたらどうしよう」「怒らせたらどうしよう」という不安を持っているそうです。
そして、その不安を解消できるのは相手だけ。
「こんなに気をつかうので、気に入ったと言って安心させてくださいね」
というような思いを相手に向けているということになります。
相手から見れば、不安を押し付けられている気持ちになります。
たしかに気を使われるのも場合によって、嫌に感じることもあります。
「疲れる気づかい」は「相手」というよりも、「自分」を気にしているもの。
それじゃあ、気を使われても嫌な気分になりますよね。
わかっているんだけど、嫌われたくない!と気にしてしまう自分がいるわけです・・・。
どうすればいいのか。
「自分の領域」と「相手の領域」をきちんと区別する
自分にしかわからない領域のことを「自分の領域」と呼び、「相手の領域」は相手にしかわからないもの。自分にはわからないものです。
気を使う相手にも事情があるかもしれません。
寝不足だったとか、あまり話すのが苦手で目を見れないとか、家族が体調を崩しているととか。
そんなとき明るい調子で話しかけれてもうまく対応できないですよね。
ただ、こちらにはそんな事情はわかりません。
「昨日試験勉強で寝不足なんだー」となんらかの標識を立てた場合は別ですが、
そうでないときは、何か事情あるんだなと察して、
相手のことをむやみに恨んだり、自分のことを責めたりしないことです。
わからないことはわからないままに、相手のあるがままを受け入れることが疲れないきづかいのポイントだそうです。
沈黙を楽しむ
本の中では沈黙も恐れる必要はないと書いてあります。
沈黙が苦しいのは自分がそれを苦しいと思ってしまうから。
沈黙が続いてどうしよう、と相手に不安を押し付け雰囲気があると相手も苦しくなってしまいます。
自分が「大丈夫」と思って沈黙を楽しめば相手の安心につながります。
確かに私は沈黙を恐れていることがあって、
話しかけなきゃ、と無理に話そうとしていたかもしれません。
言葉がすべてでなく、目があったら微笑むとか、面白いことがあったら一緒に笑うとか
そういったこともコミュニケーションだそうです。
苦手な相手にはどうするのか?!
嫌われたくないとか、自分のことを考えてする気づかいは相手を疲れさせる気づかいですよね。
もし相手が苦手な相手だったら・・・疲れる気づかいになってしまいそう。
そんなときは「苦手」を克服しようとしないことです。
不安がもとになっている気づかいは相手も疲れさせるし、自分も疲れさせる。
苦手は苦手でよいと割り切って自分を安心させることがまず大事。
自分の標準的な気づかいをすることが最善の対応です。
挨拶だけはする、とか事務的な会話はちゃんとするとか。
それ以上は自分に求めない、ということです。
私はいままで苦手な人が結構いたんですが、
苦手だとばれたくないがために、やたらと気を使ったり、
不自然に関わらないようにしたりしていました。
人間なんだから、苦手な人なんて普通にいるのがあたりまえですよね。
苦手な人にはここまでの対応、と自分でルールを作ってしまえば楽かもしれないですね。
まとめ
「誰と会っても疲れない気づかいのコツ」水島広子著を読んで、
自分の高校時代のエピソードを交えて、書いてみました。
本ではいろいろな気づかいの悩みをひとつひとつ解決するような形で書かれていて、結構ボリューミーです。
自分の不安がエネルギーの気づかいは相手も自分も疲れさせるというのがギクッとしましたね。確かにそうだったから。
相手を元気にさせる気づかいは心のつながりがもてて、人生の質も上げることができる。
それが本当の気づかいだそうです。
大島信頼著の『「自己肯定感」が低いあなたがすぐに変わる方法』の中で、
自己肯定感を高める方向が紹介されているのですが、本の中では、
「気なんか使わなくていい!」
とはっきりと書いてあります(笑)
自分を苦しめる気づかいだったらしない方がマシなのかもしれないですね!
自分も相手も元気になる気づかいの方法は『「誰と会っても疲れない気づかいのコツ」水島広子著』に詳しく書かれているので、気づかいに日々疲れている人はぜひ読んでほしいです。